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Future Vision

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マネーフォワード クラウドが提供する価値とその先にある未来について経営陣からメッセージをお届けします。
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記事一覧

マネーフォワードとシャトクが目指す、福利厚生サービスの未来

2024年12月、マネーフォワードグループに、SaaS型社宅管理システムを提供する株式会社シャトクが新たな仲間としてジョインしました。 シャトクが手がけるSaaS型社宅管理システムは、『マネーフォワード クラウド福利厚生賃貸』(旧:『シャトク福利厚生賃貸』)へとリブランディング。マネーフォワード クラウドの人事労務領域における福利厚生サービスとして事業を展開していきます。 このnoteでは、グループジョインの背景や今後の展望について、シャトクCEOの千葉さん、シャトクCO

クラビス最後の日を迎えて

マネーフォワード取締役執行役員、マネーフォワードビジネスカンパニー COOの竹田です。 2024年12月1日、マネーフォワードへの吸収合併によって、株式会社クラビスという法人はなくなることになりました。 クラビスは2012年に菅藤さんによって創業され、2017年にマネーフォワードグループに加わってからも成長を続けてきました。 私自身は2015年頃からクラビスの経営に関わり、以降、取締役 CFOとして今日まで一緒に歩んできました。クラビスの吸収合併は2024年5月16日に

スタートアップが創業期からCDOを迎えるべき理由|マネーフォワード クラウドの進化を語ろう【番外編】

『マネーフォワード クラウド』の成長を牽引した“これまでの進化”と、さらなる成長に必要な“これからの進化”について、経営メンバーにインタビューする「進化を語ろう」シリーズ。 第三弾「デザインが事業にもたらした4つの大きな進化」のインタビュー中、話題はデザイン経営から、スタートアップにおけるCDOの話へ。 今回は番外編として、マネーフォワードでデザイン経営を実践してきた三人が、スタートアップにおけるCDOの役割や迎えるべきタイミングについて語ります。 今回のスピーカーCD

デザインが事業にもたらした4つの大きな進化|マネーフォワード クラウドの進化を語ろう【Part3 デザイン経営】

『マネーフォワード クラウド』の成長を牽引した“これまでの進化”と、さらなる成長に必要な“これからの進化”について、経営メンバーにインタビューする「進化を語ろう」シリーズ。 第三弾は「デザイン経営」をテーマに、マネーフォワードビジネスカンパニーCOOの竹田、同CDOのセルジオ、同デザイン室室長の横坂に話を聞きました。 今回のスピーカーマネーフォワードのValuesには「Tech & Design」という項目があります。私たちはテクノロジー、そしてデザインの力によって、世界

スタートアップに思うこと

マネーフォワード取締役執行役員、マネーフォワードビジネスカンパニー COOの竹田です。 今回のnoteのテーマは「スタートアップについて」です。 ここ数年、ICCサミット(「Industry Co­-Creation(ICC)サミット KYOTO 2024」)に毎回参加させていただいていますが、そのICCの熱量に触れて、ふと振り返ってみたことを徒然と書いてみました。 はじめに:ICCの熱量いつもICCサミットに参加すると、心の奥深くに響くものがあります。 今年も9月2

プロダクトのターゲット拡大でぶつかった3つの壁と、乗り越えた方法|マネーフォワード クラウドの進化を語ろう【Part2 プロダクトづくり】

『マネーフォワード クラウド』の成長を牽引した“これまでの進化”と、さらなる成長に必要な“これからの進化”について、経営メンバーにインタビューする「進化を語ろう」シリーズ。 第二弾は「プロダクトづくり」をテーマに、マネーフォワードビジネスカンパニーCSOの山田と同CPOの廣原に話を聞きました。 今回のスピーカーこれまでの進化――山田さんはマネーフォワード クラウドのプロダクトづくりをふり返って、「これは大きな進化だったな」と思うものはありますか? 山田:2020年頃の戦

【カンパニーCOO竹田出演】Podcast番組『最高の組織づくり~ベンチャーCxOの葛藤~』おすすめ回まとめ

こんにちは! マネーフォワードビジネスカンパニー(MFBC)コミュニケーションデザイン室の塩原です。 2024年5月より、マネーフォワード取締役 グループ執行役員 ビジネスカンパニー COOの竹田とMIMIGURI社COOの原さんがパーソナリティを務めるPodcast番組『最高の組織づくり~ベンチャーCxOの葛藤~』がスタートしました。 この番組は、急成長する組織を上手に拡大していくための実践的なアプローチを深めていく内容で、MIMIGURIさんと一緒に企画・運営していま

成長の土台となった「事業戦略の立て方」|マネーフォワード クラウドの進化を語ろう【Part1 事業戦略】

『マネーフォワード クラウド』の誕生からもうすぐ11年が経ちます。 たくさんのユーザーの皆さまのおかげで、サービス開始から10年以上が経ってなお、マネーフォワードのバックオフィスSaaS事業は業績・組織ともに年々大きな成長を続けています。 これまでの道のりは決して平坦ではなく、さまざまな進化を経て成長を実現してきました。この「進化を語ろう」シリーズでは、『マネーフォワード クラウド』の成長を牽引した“これまでの進化”と、さらなる成長に必要な“これからの進化”について、全3

【後編】マネーフォワードにおけるSaaS×Fintechの歩みと描く未来

マネーフォワードのSaaS×Fintechの歩みと、これから目指す未来を紹介するnoteの後編です! 前編では、マネーフォワード創業からのSaaS事業とFintech事業のそれぞれのサービスの発展について触れました。後編では、SaaS×Fintechサービスの誕生、そして未来についてお届けします。 前編をまだ読んでいない方は、ぜひ前編からご覧ください! ③SaaS×Fintechの始まり:データを価値に変えてユーザーに届けるー 2021年頃になると、いよいよSaaS×F

【前編】マネーフォワードにおけるSaaS×Fintechの歩みと描く未来

こんにちは。マネーフォワード広報の田淵です。 マネーフォワードで初めてのバックオフィス向けSaaS、『マネーフォワード クラウド会計』が誕生してから10年が経ち、マネーフォワードビジネスカンパニーが展開するSaaSプロダクトの数は20以上になりました。 さらに、近年はSaaSとFintechを掛け合わせた「SaaS×Fintech」領域でのサービス展開を進めています。 「SaaS×Fintech」は、SaaSサービスにFintech機能を埋め込むことによって、SaaS上

グローバル化を進める会社での、英語ができない役員の葛藤とその転換点

マネーフォワード取締役 グループ執行役員 ビジネスカンパニー COOの竹田です。 当社は、2024年度末にエンジニア組織の英語化を完了させる計画であることを、取締役CTOの中出がエンジニアブログで宣言しています。 今回は、マネーフォワードが英語化、グローバル化を進める中での、私個人の赤裸々な思いの変化について書いてきたいと思います。 はじめにはじめにお伝えしますが、私は英語がとても苦手です。むしろ、英語ができないことにコンプレックスを持っていました。 これまでのキャリ

組織フェーズの変化に対応できないと”無価値”になる話

マネーフォワード取締役 グループ執行役員、ビジネスカンパニー COOの竹田です。 1年ほど前のnoteで、組織フェーズの転換点について書きました。 その後、社内外のマネジャーや経営者の方々から、この「組織フェーズの変化点」についてよく質問をされるので、今回のnoteでは「従業員数による組織フェーズの変化」について整理してみました。 はじめにこれは、私自身のこれまでの体験から整理した図になりますので、あくまで一例としてご覧いただければと思います。 組織に変化を与える要素

マネーフォワードが「SaaS×Fintech戦略」で実現する3つの打ち手

みなさんこんにちは、マネーフォワードビジネスカンパニーCSOの山田です。 前回のnoteでは、2023年3月に開催した「ビジネス事業に関する戦略発表会」の前半にお話した「コンポーネント型ERP戦略」について、改めてnoteでもお伝えさせていただきました。 今回は、その後半にお話した、「SaaS×Fintech戦略」について書いていきます。 SaaSの提供を通して見えた課題マネーフォワードでは、2013年より、バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』の提供を通

「もやもや」が、あることをきっかけに晴れて行った話(後編)

マネーフォワード取締役 グループ執行役員、ビジネスカンパニー COOの竹田です。 前編では、この1年ずっと抱えていた「もやもや」の詳細について書きました。 後編はその「もやもや」を晴らしたコーチングについて書いていきたいと思います。 初めてのコーチングセッション前編でまとめた通り、以下の3つの問いを用意して、初めてのコーチングに臨みました。 問いを立てる力を磨きたい 具体を抽象化する力を付けたい 自分自身の特性(強みや弱み)を知りたい ところが実際は、コーチング