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【随時更新】『マネーフォワード クラウド』のAIを使った機能一覧

マネーフォワードビジネスカンパニーでは、「ビジネスを前へ。働く人をもっと前へ。」をミッションに掲げ、経理財務や人事労務、法務における業務を効率化するバックオフィス向けSaaS『マネーフォワード クラウド』を提供しています。

2022年、生成AIという新たなテクノロジーの波が到来しました。
特に「ChatGPT」の登場は、社会に大きな衝撃をもたらしました。

『マネーフォワード クラウド』をはじめとする当社のバックオフィスSaaSも、生成AIを含めたAI技術を積極的にプロダクトに実装しています。2023年以降、法務・人事労務と様々なプロダクトにおいてAI機能をリリースしてきました。

このnoteでは、これまで当社がバックオフィスSaaSに実装してきたAI機能の一覧を紹介します。新たな機能がリリースされ次第、随時追加していきます。


■カスタム計算式のAI提案

マネーフォワード クラウド給与

「カスタム計算式」機能のアップデートとしてリリースした機能です。文章を入力すると、給与の計算式が自動生成され、自分で計算式を組み立てる手間を削減できます。ChatGPTの登場後、『マネーフォワード クラウド』への実装第一弾としてリリースしました。

※現在はβ版ではなく、本提供を開始しています。

■SaaS管理業務に生成AIを活かした「Admina AI」

マネーフォワード Admina

グループ会社のマネーフォワードi社が提供する、SaaSやデバイスを一元管理するサービス『マネーフォワード Admina』に、ChatGPTを活用しました。連携されたSaaSデータをもとに、入力した指示に沿って閲覧したいSaaSの利用データを抽出したり、アカウントを削除したりすることができます。

■連結科目の変換

マネーフォワード クラウド連結会計

連結会計システムの「連結科目の変換」機能において、OpenAI社のAIサービスを活用しました。グループ会社の利用言語を問わず、あらゆる勘定科目に対して、連結科目の自動提案がなされる機能です。

■内部取引の照合・相殺消去

マネーフォワード クラウド連結会計

グループ会社間取引の照合・相殺消去が行える、AIサポート付の「内部取引の照合・相殺消去」機能を提供開始しました。OpenAI社のAIサービスを活用することで、通期決算における煩雑な名寄せ作業を効率的に実施できる機能です。

■書類テンプレートの自動生成機能

マネーフォワード クラウド人事管理

「雇用契約書、正社員向け、社名は株式会社○○、表形式」など、作りたいテンプレートの説明を指示を入力するだけで、人事関連書類のテンプレートを自動生成できる機能です。※特許出願中

■AI自動入力機能

マネーフォワード クラウド契約

契約書のPDFをアップロードすると、契約書の種類や項目名などをAI-OCRが読み取るサービスです。情報が自動入力できるため、契約台帳の作成・管理業務を効率化できます。当時、リリースされたばかりのGPT-4oを取り入れました。※特許出願中

当初はβ版の提供でしたが、現在は全ユーザーに対して本提供を開始しています。


■マネーフォワード クラウド 会計 for GPT

マネーフォワード クラウド会計』『マネーフォワード クラウド確定申告

ChatGPTと『マネーフォワード クラウド会計』をAPI連携し、財務状況を分析・レポートするサービスを「GPT Store」にて公開しました。中小企業向けに損益情報の分析や、改善ポイントを提示します。

■マネーフォワード クラウド 会計Plus for GPT

マネーフォワード クラウド会計Plus

『マネーフォワード クラウド会計Plus』もChatGPTとAPI連携し、「マネーフォワード クラウド 会計Plus for GPT」として提供を開始しました。中堅企業・上場企業向けに貸借対照表・損益計算書を読み解き、異常値の検出などを行います。

https://corp.moneyforward.com/news/release/service/20241203-mf-press-1/

番外編:当社内におけるAI活用の取り組み

当社では、メンバーの日々の業務にも積極的にAIを活用しています。業務効率化や文化醸成の取り組みについて、一部成果が出ているものをご紹介します。

■マーケティング
SEO記事の作成にAIを導入し、コンテンツの制作コストを30〜40%削減しました。

■インサイドセールス
AIによってトークスクリプト作成の手間を削減し、営業架電数が60%増加しました。また、フィールドセールスに商談内容を引き継ぐ際のメモの作成時間も複数部署合計で約230時間/月、削減することができました。

■フィールドセールス
Salesforceと社内の議事録生成ツールを連携し、商談中のメモ作成を効率化しました。現在は商談中にAIが適切なプロダクトを提案できるような、サポートシステムの構築も検討しています。

■アイデアコンテスト「みんなのMirAIフェス」
全社員応募可能なAIのアイデアコンテスト「みんなのMirAIフェス」も実施しました。既存のプロダクトをより便利にする案や、業務効率が期待できる案、日常を楽しくする案まで、多数のアイデアが集まりました。

「みんなのMirAIフェス」表彰式の様子

まとめ

ビジネスカンパニーでは、今後もプロダクトにAIを活用することで、バックオフィスで働く皆さまに対し、面倒や手間、無駄な作業からできるだけ解放され、ビジネスを前に進めるためのアクションができるよう、開発を進めてまいります。

また、当社におけるAI活用は全社横断の「AI推進室」という組織で実施しています。AI推進室では、共に未来のバックオフィスを作る仲間を募集していますので、興味を持たれた方は、ぜひ下記の採用情報をご覧ください。